ラテン音楽とトラップをミックスした若きラッパー「FUFU」の魅力

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最近FUFUというラッパーを見つけて、現在その魅力にハマっていってる最中だ。

一見トラップのノリにラップを乗せて・・・というここ10年くらいのHIPHOPトレンドを掴んだアーティストではあるが、それだけではない深みをFUFUからは感じてしまう。

今回は、そんな若きラッパーFUFUの魅力について迫っていきたい。

FUFUとはいったい何者?

さて、FUFUとはいったい何者で、どういったアーティストなんだろうか?

コスタリカ出身・アメリカ在中のアーティスト

FUFUはコスタリカ出身で、現在はアメリカ合衆国アトランタに拠点を置いている現在19歳の若手アーティストだ。

FUFUの母親はコスタリカ人で、父親はメキシコ人。幼少期をコスタリカで過ごし、その後アメリカへと移住することになったようだ。

スペイン語と英語をミックスしたラップスタイルで、異なる文化的背景を持っているさまざまなリスナーから共感を受けている。

16歳で音楽をはじめ、その1年後にWarner Music Latinaと契約

FUFUが音楽活動を開始したのは2020年、16歳のころだ。音楽活動を続けている間に、ラップとトラップミュージックにおいて独自のスタイルを確立していく。

そしてその1年後である2021年。FUFUは大手音楽エンターテイメント企業「Warner Music Group」の一部門である「Warner Music Latina」と契約を結び、楽曲「Again Ⅱ」をリリースした。

「非バイナリーとしての自分」を反映させた二カ国後の歌詞

FUFUは、非バイナリーとしての自分を反映させた歌詞を歌うことでも知られているそう。

どういうことかというと、男性や女性のジェンダーのバイナリー(二元性)にとらわれない考え方をFUFU自身のアイデンティティにしていて、それを自身の音楽に反映しているということ。

つまりFUFUの音楽は、ジェンダーの多様性を尊重しあう文化を作っていく、促進していく、という意味においても重要な役割を果たしているようだ。

FUFUの音楽の心地よさはどこからくるか

2つの文化的背景を持っていること、人物的にも素晴らしい人であるということはわかったが、ではFUFUの音楽の心地よさはいったいどこから来てるんだろう?

さまざまな要素が融合された音楽ジャンル

FUFUの音楽には、ラテン・トラップ・HIPHOP・ダンス・ソウルなどの要素が取り入れられている。

また、歌詞のメッセージ性や社会的な意識の強さから、「Woke Trap」という新しいジャンルであるともされている。

どことなく哀愁を感じるメロディにトラップのリズムが乗ったFUFUのトラックは、なんともいえないダウナーさがあって心地よい。

その背景には、他ジャンルがミックスされた音楽的な部分と、FUFUの思想込みで生み出されているものだといえそうだ。

フローがすごくイケてる

FUFUのフローも注目度が高い。FUFUのフローはメロディックでかつリズミカルで、聴いててめちゃくちゃ心地がよいのだ。

かつ、スペイン語と英語がミックスされた歌詞は音としても聞き馴染みがない。それがまたトラックも相まって独特の心地よさをつくっている。

FUFUはMega Atlanta radioのインタビューで、自身の音楽を「melodic trap with a little bit of rap(ラップを少し取り入れたメロディック・トラップ)」という言葉で表現している。

トラップミュージックとメロディックさを持ったラップという、巧みに組み合わせた2つの要素が、FUFUの音楽性をより確立している。

FUFUのおすすめ楽曲はこれだ

ここからはFUFUのおすすめ楽曲を紹介していくが、挙げるとキリがないので2曲のみの紹介とする。

SLOU

もの悲しく、どことなくノスタルジックな雰囲気も漂うメロディから始まる・・・ただドリフトする車と目出し帽の男たちがイカつい。とにかくイカつい。

やはりFUFUのメロディアスなフロウが非常に心地いい曲。

N1TRO

こちらは故郷コスタリカで撮影されているPVで、洗濯物が干してあるような生活感のあるローカルな場所でラップしてるっていう構図がかなり好き。

あと、この曲は初めの方何回か巻き舌を使うのだが、それがスペイン語って感じでまたいい。Hookも非常にかっこいい曲。

今後も要チェックのアーティスト

コスタリカ出身の若く才能あるアーティストFUFU。今後の活躍にも期待したい。

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